年収アップ |
コンサルティング業界の中での移籍、コンサルティング会社の設立、そしてアカデミズムへの転身など、私自身これまでに何度かキャリアチェンジを行ってきました。それまで慣れ親しんだ環境から変化しようと考えるわけですから、キャリアチェンジを決心するまでには、勇気も必要でしたしストレスも感じました。キャリアチェンジを行うべきか、それとも今のまま慣れ親しんだ環境の中で過ごすべきかそんな思いが頭の中を駆け巡りました。そんなときに私は必ず考えることがありました。それは、「棺おけに入るとき、どちらを選べば自分は後悔しないだろうか」ということです。自分である程度将来が予測できるのが、慣れ親しんだ環境。3ヵ月後の自分はこんな仕事にチャレンジしているだろう、1年後、3年後は今までの経験を活かし仕事をうまくやっているはずだ、と予測できます。一方、キャリアチェンジを行うと、将来の予測は難しくなります。組織の雰囲気はどうなんだろう?上司とウマがあうだろうか?同僚と仲良くできるか?自分の能力を発揮して組織に貢献できるだろうか?など、不確定要素が数多くあるからです。
倒産や解雇といった会社都合による非自発的な離職者に比べ、自発的自己都合な離職者の方が転職に伴う年収ダウンが小さいという結果も出た。ただしこれは44歳未満までで、中高年になると厳しくなるようだ。やむを得ない事情の転職希望よりも自発的離職者が有利というのも、時代を反映している。『やる気』が転職者に求められている大きな要因といえるだろう。では全体的に見て、転職前後では年収はどう変化するのだろう。同機構が2002年に発表した「転職に際して給与はどの程度低下するのか」というレポートでは20代から50代まですべての年代で転職後、年収はダウンしているグラフ参照。また『年収300万円時代を生き抜く経済学』でブレイクした森永卓郎氏も新著『辞めるな!キケン!!』ニッポン放送の中で、ほとんどの場合、理由の如何に関わらず転職したら年収は下がると言っている。確かに年収アップの幻想に駆られるだけの転職は成功するとは言いがたいだろう。だが「年収ダウンでも幸せな転職」はあるはずだ。「年収アップ転職」というキャッチフレーズにばかり踊らされてあせって転職する前に、もう一度自分自身とよく向き合ってみよう。 |
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